古い・耐用年数を超えた台所・風呂などの設備の退去費用について


古い・耐用年数・経過年数を超えた台所・キッチン・お風呂・ユニットバス・下駄箱など設備の退去時の費用で新品費用の請求を受けた借主より退去費用の相談がありました

入居時15年経過した部屋に5年住んで、20年経過した台所を壊したので、新品にするのでと40万円の請求が来た相談

入居時10年経過していた部屋に10年住んで下駄箱の一部が壊れただけで新品費用として8万円請求された相談


管理会社の言い分は古くて同じ商品が無く、修理出来ないので新品に変更するという言い分になりますがこのような請求が認められることはあり得ません。

①借主が負担する費用は、古く経過年数を超えた設備等であっても、継続して賃貸住宅の設備等として使用可能な物を賃借人が故意過失により設備等を破損し、使用不能としてしまった場合には,賃貸住宅の設備等として本来機能していた状態まで戻す必要があります。新品費用ではありません。

 

②賃貸住宅の設備機器について、賃借人の破損行為等により取替える場合、あるいは台所のガスコンロ置き場や換気扇等の油汚れすすの清掃や手入れを賃借人が怠り、当該機器の交換が必要な場合には、耐用可能経過時点で残存価格が1円となるような直線等を描いて、賃借人の負担額を決定するとされています、

③減価償却は物の価値というものは時間が経つにつれて減っていくという考え方により建物本体と同様に長期間の使用に耐えられるもの、消耗品としての性格が強いもの以外は減価償却は行えます。

④賃貸借において、賃借人が社会通念上の使用をした場合に生ずる賃借物件の劣化又は価値の減少を意味する通常損耗は、減価償却費や修繕費等の必要経費分は賃料の中に含まれています。別途借主に請求することは貸主が利益を二重に利益を得ることになり公平性に欠けることになります。     

 

以上により古い設備等を壊しても新品費用を支払う義務はありません。


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