家賃賃貸保証会社からの不当な退去費用請求への対応②

管理会社の考え方

札幌市北区で部屋を借りていた借主様より管理会社から不当な退去費用を請求され、説明を求めると家賃保証会社に支払いを請求し、代位弁済により家賃賃貸保証会社から不当な請求が来たがどう対応したらよいか問い合わせがありました。

 

管理会社は最初から借主より退去費用を回収しようとは思っていません。

 

不当な退去費用を請求して利益を得ることが目的ですから

どうせ不当な退去費用請求でも審査もせずに家賃保証会社は簡単に支払ってくれます

 

あとは借主と家賃保証会社との問題だというスタンスです。

借主なんて関係ないのです。

 

家賃保証会社と

借主様より下記の相談メールがありました。

 

お問い合わせ内容:

 

高額な原状回復費用につき、裁判を見据えた査定書の作成をお願いしたく連絡しました。

 

今年5月頃に1度ご連絡した際は見積書がなく、電話でのアドバイスのみでしたが、見積書を入手したので改めての連絡となります。

 

概要は、札幌市北区麻生町に所在の共同住宅に3年居住し、本年331日付で退去しました。

 

この際、退去の立ち会いは日時指定され、都合が悪い事を告げると他の日は対応できないとのことで立ち会い無しのまま退去しています。

 

その後4月中頃に退去費用に付いて連絡があり、タバコによる汚れにつき壁の貼替等合計216700の請求が来ました。

 

この際居室内でタバコを吸っていない事を、告げると「払っていただけないってことですね」と話がこじれ、代位弁済する旨告げられました。

そこで正当な費用であれば支払いはするので工事にかかる見積書や内容証明書を送付してほしい旨告げました。

 

その後、管理会社から連絡が来ないため5月末頃に確認のため連絡したところ、「払われないようなので代位弁済に移行しています」旨告げられました。

 

見積書について請求するも、全ての手続きが終わり次第送付しますとの事でした。

 

しかし結局見積書は送られず、6月中頃にo社にから退去費用について請求書が送付されました。

 

また、o社に担当者に見積書も何もないためどのような工事内容かも分からない旨伝えると、当該工事にかかる見積書が送付されました。

 

o社には、あまりにも高額で正当な費用だとは思わない。

 

第三者等に見積等してもらってから検討する、また、裁判でも構わない旨伝えています。

 

査定を行うと

家賃保証会社よりきっとした資格を持っている人が作成した査定書なら再検討すると有り。

当事務所に査定依頼が有りました。

 

査定を行うと退去費用は0円でした。

管理会社の請求は煙草を吸っているのでクロスの全面張替え。掃除費用の請求です。

 

退去時の写真を確認しましたが、入居中に喫煙は行なわれていません。

また入居前の写真と退去時の写真を見ましたが入居中に賃借人は傷や汚したところはありません。

 

最終的には

家賃保証会社より退去費用については請求しないと言われたと借主に連絡がありました。

入居時の写真と退去時の写真があり入居中に借主は煙草を吸っていないこと。

入居時の写真があり、部屋の損傷は入居時からあるものですと査定書にしました

 

査定書・写真確認後

家賃保証会社から今回は請求はしないと話があり解決になりました。