カビ結露の発生原因は主に建物構造上の問題であり大家の責任です。
ただし換気が不十分だったり、カビ結露が発生した場合拭き取るなどの手入れを怠ったり、管理会社大家に報告を怠ると退去費用の一部は借主の負担になります。
カビの発生原因として多いのは結露になります。
ガイドランや裁判所ではカビ結露の発生原因の多くは建物構造上の問題だと言っています。
また結露でクロスが損傷してもに特別な理由がない限りは賃貸人の負担ではないと述べています。
ただ管理会社の言い分は、いつも同じで換気が出来ていない、必要以上に水分を出していると言い、管理が悪いからカビが発生したので借主の責任だと言いますが具体性はありません。
カビの発生原因を特定し、借主に責任があるのか?貸主に責任があるのかを明確にすることが重要なことです
私ども証明できることは
カビ結露の発生原因として同じ建物内の他の部屋でカビ結露が発生しているのか,いないのかです
他の部屋でも同じようにカビ結露が発生していると建物の構造上の問題であり賃借人の責任ではないということです。
当事務所では他の入居者に聞き取り調査を行い調査報告書を資料として添付させていただいております。
借主は部屋を掃除したり換気を行う義務があります。
結露が発生しているにもかかわらず拭き取るなどの手入れを怠り、壁等を腐食させた場合には、2割ぐらいの借主負担になります。
また借主にはカビ結露が発生するとカビ結露が広がらないように管理会社・貸主に報告義務がありますので報告を怠ると賃借人の負担なります。
仮にカビの発生原因が借主にあり、手入れを怠り、報告義務を怠っても退去費用を100%借主が負担する必要はありません。
カビ結露が起きたら契約書などで原状回復費用は賃借人が全額負担するという特約が結ばれることがあります。
『特約が有効と認められるための3つの要件』があり、それらを満たした特約のみが有効とされていますが、
▶要件を満さず全額借主負担の特約は認められない可能性があります