借主様から入居10年・築25年の台所の扉・収納底板が壊れたので台所を新品に取替える費用として40万円請求された相談がありました。
壊れたのは扉1枚と底板だけで、他の部分に損傷はありません
管理会社の主張は扉の同じ商品が無い、だから全て新品になるでした。
25年も使っていたら扉・ベニヤ板は壊れます。
そのような事はない、借主の使い方が悪いのが全ての原因だと。
台所の扉は合板で留め金は丁番と思われます。
扉の表面に損傷は見えません。
扉の裏側の丁番が壊れたか、裏の合板と丁番のネジ部分が壊れたと推定できます。
長年の使用で壊れた通常損耗と思われますので借主に責任はありません。
また扉は販売されておりシート張替えと丁番の補修で修復可能なのですが
台所の収納部分の底版は化粧ベニヤと思われます。
一般的には厚さ4ミリぐらいの商品です。
長年利用したことによりベニヤの歪みで外れたことが損傷の原因と推定され通常損耗と思われますので借主に責任はありません。
修理しても3万円ぐらいです
キッチンの損傷は長年利用した通常損耗・経年劣化であり借主の負担はありません。
台所の耐用年数は15年であり賃借人の負担は0円と査定させていただきました。
台所は15年が耐用年数です。
いつもでも新品ではありません。
仮に賃借人に過失があっても全額借主が負担する必要はありません。