退去費用・原状回復として121万円を請求された福島県の借主様よりお礼の手紙をいただきました。
査定書送付後121万円の請求が61万円になり37万円になり最終的には当事務所の査定金額の20万円で解決したと
福島県で築52年の戸建てに7年6か月入居した借主様から原状回復の査定を依頼されましたがガイドライン・判例に沿った原状回復の査定金額は20万円でした。
査定書には以下の点が不当な請求であると記載させていたました
- フローリングの小さな傷で全部の張替えはありえない、減価償却も行われていない。
- ドアは補修が可能なのに新品に取り換えで減価償却が行われていない
- クロスの費用が福島で㎡単価2500円です。東京でも見ることのない単価になっていました。
- タバコを吸っても6年以上住んでいますので退去費用は0円になります。
退去費用の請求は大家さんが建築会社に依頼して、大家さんがあくまでも自分で補修工事の方法を選び、費用はすべて賃借人の負担になっている請求書です。
判例やガイドラインのルールを無視し自分だけが正しいと思っている請求になります。
原状回復とは借りた当時の状態にして返すことではありません。
- 普通に使用して損傷したものは賃貸人の負担になります
- 故意過失が有っても補修工事は必要最低限であり、新品にすることではありません。
- 次の入居者を確保するためのグレードアップは貸主負担になります。
- 賃借人は通常損耗・経年劣化を含んだ家賃を支払っていますが、残念ながら一部の賃貸人は家賃が全て自分の利益だと思っています
築52年です。常識でわかると思うのですが、残念です