タバコを吸うと壁紙クロスの張替え費用が高くなるのか


たばこは借主が負担

部屋でタバコを吸うと退去時に費用を請求されるのでしょうか?

 

タバコは嗜好品であり、タバコを吸ったことによる壁紙・クロスの汚れ、臭いは借主負担になります

 

「賃貸住宅のトラブルとガイドライン」判例でも原状回復は借主負担ですが、壁紙クロスの壁・天井の張替え面積・費用で揉めることが多くなっております。

 


張替え面積について

通常の壁紙クロスなどの張替えについては、借主が汚した・破いた部分の補修とされますが(天井の張替えはありません)、タバコを吸って「部屋全体において」壁紙クロスがヤニで変色したり臭いが付着していれば、部屋全体(天井を含め)の張替費用を入居者が負担することになります。そのため張替え費用も高額になってしまいます。

 

タバコを吸った部屋の壁・天井の壁紙クロスは張替えになります

退去立会い時に管理会社と張替え面積に相違が出ることが多いです。

煙草を吸った部屋は当然としても、ドアがあるのに、トイレ、ユーティリティースペース、玄関などを含め全て請求する管理会社が非常に多いです。どうしてそこまで必要なのか、聞いたことがありますか、臭いがあるからと言われますが、私には違う臭いがするのですが・・・・必ず揉める原因です。

 


退去費用について

たばこを吸った事による原状回復費用については、壁紙・クロスには減価償却や耐用年数が考慮され費用が算出されます。

 

賃借人が入居年数1年で毀損させた場合と入居年数10年で毀損させた場合を比較すると、10年の場合は1年の場合よりも大きな経年変化・通常損耗があります、この場合に修繕費の負担が同じなのは賃借人相互の公平をも欠くことになります。 

そこで、賃借人の負担については、建物や設備等の経過年数を考慮し、入居年数が多いほど負担割合を減少させることとするのが適当になります。壁紙クロスの耐用年数は6年とされています。

 

タバコを吸って壁紙を汚しても新品費用を負担する必要はありません。  「退去費用では必ず減価償却計算で詳しく解説しています。

 


壁紙クロスの減価償却の計算事例になります

煙草を吸い6畳の部屋の壁紙クロスの張替えに4万円必要という状況なら、(6畳の部屋の壁紙面積は約40㎡になります。㎡単価は1000円前後になりますので 40㎡×㎡単価1000円で40000円になります)また他に壁紙クロスの処分費、消費税などで1万円ぐらいの費用がかかります。

 

3年入居の場合は、壁紙クロスの経過年数が6年で5万円×(6分の3で)で2.5万円分は、経年劣化・通常損耗で貸主負担であり借主が支払う原状回復費用は2.5万円ということです。

 

5年入居していた場合は5万円×(6分の1で)で8300円が借主負担で42,000円が貸主負担になります。

 

6年入居した場合は計算上は借主負担は1円になりますが、まだクロスに経済価値がある場合は1円ということはありません。

 


たばこを吸った事での壁紙張替え費用については壁紙クロスの張替え費用」で詳しく解説しています。

 

タバコを吸ってもクロス6年間部屋を借りていると、原則として退去費用の支払いが1円になります。「6年以上入居していると退去費用の支払いは1円になります」で詳しく解説しています。

 

タバコを吸ったら壁紙の費用は全額が借主の負担という特約は有効なのか、無効なのかたばこを吸うと全額が借主負担という特約は有効なのか」で詳しく解説しています。

 




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