【査定書作成】たばこの退去費用で裁判で勝った借主

たばこの原状回復

タバコを吸ってクロスがヤニで汚れたり部屋に臭いが残ると借主の負担になります

 

タバコを吸うとクロスだけではなく壁の交換やドアの交換,床の交換、お風呂の交換を請求される場合もあります

 

ただたばこを吸っても借主の全額負担ではありません

 

タバコを吸うと減価償却が行えないので100%借主負担だと言う管理会社がいますがです

 

減価償却は過失が有っても、故意が有っても、契約違反が有っても行えます

相談

2024年11月24日に東京都練馬の1Rに4年近く住んでいた借主より相談がありました。

 

管理会社より煙草を吸って部屋が汚れた、匂いがあるので原状回復費用として70万円を超える退去費用が請求された

 

まず家賃保証会社と契約しており、内容証明書を出し代位弁済を止めました

 

 

家賃保証会社が代位弁済をすると大変な事に

 

▶内容証明書を出した効果について

 

 

見積書を確認すると不当な原状回復が請求されており、査定書を作成し、管理会社に送付しその金額で納得できなければ簡易裁判所で裁判になる可能性があることをアドバイスさせていただきました。

 

当事務所の査定金額は約20万円でした


裁判

2025年5月10日メールあり

 

裁判があり、70万円を超えた請求が45万下がり、28万円になったと

 

当初より指摘していた、匂い消臭費用としての30万以上の請求が当事務所の査定書、掃除会社のオゾン消臭見積書により認められなったこと、一部の減価償却が認められたようです。

 

 

半年係りましたが私の査定金額より高い金額で和解になりましたが、45万下がり退去費用は20万円代です。

 

たばこによるクロスの張替え費用、クリーニング費用、消臭費用としては妥当な金額だと思います。

 

私は弁護士ではありませんので裁判が始まると一般なアドバイスしか出来ません。

 

裁判が始まる前に裁判資料として必要な2社以上の掃除会社のオゾン消臭見積書などを取るようにアドバイスはしていましたが、裁判で勝ったのは借主様です。少しは役に立てたようですが